妹の話

最近よく妹のことを思うので、ずっと昔に書いて下書きに保存していたこれを公開してみる。

2021年の3月に書いて、ちょっと恥ずかしくなってやめたこれを。

 

妹の話をする。これから社会人になる妹への、心配や愛を込めて。

妹は私から見ると、ほとんどパーフェクトな存在で、

とても美人で、器量も良い、愛嬌もあって、おしゃれで、自分が何を着ればどう見えるかをよく知っていて、

しっかりしているし、責任感もある。

コミニュケーション能力も高くて、空気を読める。家族以外にどれだけ見せているかは分からないけど、ユーモラスもあっていつも家族を笑顔にさせる。

ちょっと口が悪いし、言い方が厳しい時もあるけど、思いやりもちゃんと持ってる。なにかを慈しむということを知っている。

自分にも他人にも厳しくて、努力家で、韓国語はほぼペラペラで英語もちょろっと喋れる、はず。

 

成績も優秀で、大学では国際学部で1番の成績を収めた。休学してなければ首席だったそうだ。すごい。(休学を挟むとそういう成績のカウントから外れるらしい)

 

心配性で、小さい頃から"明日の準備"をきっちりして、何度も忘れ物がないか確認をする。

物事を深く考えて、向き合う力も持っている。

三者からみる妹はきっと、多才で、魅力的で、芯の強い、素敵な女性だ。

私が妹なら、無双してる、天下取ってる(?)

 

 

それでも妹は、私よりも、家族や、友達の誰よりも、ずっとずっと生きづらそうに見える時がある。

とにもかくにも不器用なのかもしれない。

不器用…じゃないな、真っ直ぐで、脆いのだ。

視野が広い分、この世の色々な問題を"自分ごと"で考えてしまう。自分に起きたことのように、悲しみ、怒り、考える。

努力家で真面目な分、そうでない人が気になってしまう。

真剣な分だけ、不真面目で不誠実が許せない。

頑固な分だけ、引き返せない。

強くて弱い、大事な大事なうちの妹。

 

心配性なあなたに、ただ先に生まれてきただけの私はその唯一の利点を駆使して

入学式、テスト、部活、受験、バイト、学部、いろんなこと参考になるのかならないのか微妙な助言、いっぱいしてきたつもりだけど、

これからはもう全然違う職種で、ぶち当たる壁や人や悩みもきっと全く違うくて

お姉ちゃんらしいこともきっとどんどんできんくなるとおもう。(もうだいぶ前から怪しいかもしれん)

やからもうすぐ社会人になるあなたに最後にお姉ちゃんぶらせてください。

覚えて欲しいこと、ふたつ、

ひとつめ、良くも悪くも、あんたがいなくて潰れる会社はありません。

これをどう捉えるかはその時のモチベで決めて欲しいね!

仕事にやりがいを感じて、成果を出したい、貢献したい、認められたい気持ちがある時は、うちが辞めたら立ちゆかんくらい、辞めると言ったらエリアマネージャーや幹部がとめにくるくらい、やったるわ!と思っていいし、

もうしんどくて、どうしていいか分からなかなった時もこの言葉を思い出して欲しい。

どれだけ店長や上司や同期や後輩に、あなたがいないと、あなたにやめられたら、なんて言葉をかけられたとしても、その言葉より私の言葉の方が強いので。あんた1人がいなくなって潰れる会社はない、です。

これを思い出す時はきっと辞めたいと、しんどいと、つぶれそうだ!と心のSOSが出てる時なので速やかに私に連絡すること。

 

もう一つ、これは言葉じゃなくて自分でもうまく伝えられるか分からないけど挑戦します。

は冒頭に書いた通り、ほぼほぼパーフェクトガールで、姉の贔屓目なしにしても優秀で素晴らしい人だと思う。

でもその責任感の強さや努力家な姿勢ゆえ、周りの人にもそういう振る舞いを強いてしまう時がたまにあるのかなって。

もちろん、人間にはやらねばならぬ時があるのでちゃんとしてない人を見るとなんで?と思う時もあるの、わかるよ

ただ、世の中には常に一定数そういう人がいる、努力できない人、サボってる人、適当な人、イヤミな人、機嫌で態度が変わる人、そりゃあもう色んな人がたくさん。

でも、でも世の中ってそういうもの!

弱者や変人がいてこそ発展する文明もあるし、みながみな、同じ性格の世界はそれはそれはとっても退屈だと思うのね。

これから社会人になって、学生の時よりもずっと色んな性格の人に出会うだろうし、理不尽なことも納得できないことも、沢山あると思う。

でも、どうしても自分の信念を貫がないといけない、そんな場面じゃない時は、スッと肩の力を抜いて、あ〜こんな人もいるんだなぁって流してみてごらん。

の魅力はだけのものだから、謂れのない言葉の暴力や態度を借りに取られることがあったとしても、そんなもので傷付けられる必要はないし、それを気にする必要もない。

ただ流すだけ

の努力はだけのもので、きっとそれをちゃんとみて知って分かってくれる人がどこかにはいるから、そうでない人に躍起になって時間を割かなくても大丈夫。自分にできることを真摯にやっていけばいい、周りは関係ないよ。

こういうマインドで生きていって欲しい

そしてそういうふうに出来てたのに、出来なくなった時は、その場合も速やかに私に連絡すること。絶対なんとかしてやるよ!

 

労働ってめんどくせぇし、やればやるほど責任増えるし、簡単にずる休みもできなくて、叶うことなら働きたくない、と私は常々思ってる。

 

ここまで書いて終わってた、

たぶん続きを書くなら、妹の責任感の強さや他人への厳しさはいつか自分が挫けそうな時に、呪いみたいに跳ね返ってくることがあるかもしれん。

そういう時に自分のうまくできなさとか周りの目とかがつらくて怖くなっちゃうかもしれないから、もっとゆるく生きてこうぜ、みたいなことを書いてたやろうなぁ、

そんでおおよそこの心配事が残念なことにあたってて、どうにかしてあんたをそこから引っ張り上げたくて、毎日毎日おもってるよ。

大丈夫だよ。

ってさぁ!

 

仕事やめてちょっと大人の夏休みと思って岐阜においでよ、待ってるよって。

うざがられるくらい伝えるよん。

 

2年経っても書いてることうなずけすぎてわらった。ちょっと泣きそうになった。自分で書いたやつやのに。

ほんで途中から妹への思い強すぎてゴリ名前出てたから消した。笑